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近年、経済や産業の構造が変化する中で、仕事や職業生活に関する強い不安、
悩み、ストレスを感じている労働者の割合が高くなっています。
年間自殺者数が3万人を超えるという高い水準で推移する中、
労働者の自殺者数も8千~9千人前後で推移しています。
また、業務による心理的負荷を原因として精神障害を発症し、あるいは
自殺をしたとして労災認定が行われる事案が近年増加し、社会的にも大きな
関心を集めています。
このように、企業においてより積極的に心の健康の保持増進を図ることが
重要な課題となっています。
こうした状況を背景に、厚生労働省が「労働者の心の健康の保持増進のための
指針」(メンタルヘルス指針、平成18年3月策定)を定め、職場における
メンタルヘルス対策を推進しています。これにより、事業主は、自らが事業場に
おけるメンタルヘルスケアを積極的に推進することを表明するとともに、
衛生委員会等において充分調査審議を行い、「心の健康づくり計画」を
策定する必要があります。また、その実施にあたっては「4つのケア」
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